Twitch以外にもYouTube liveやニコニコ生放送で使える無料の配信ソフトOBS studioについては、非常に詳細まで書かれた素晴らしいwikiが存在します。この記事では、もうちょっと突っ込んだ視点から機能を紹介していきます。
変換:Transformationは、数学やコンピュータサイエンスの界隈では特別な意味を持ちます。
この場合では、ざっくりと言うと「図形の移動・回転・変形」を指します。なお、めちゃくちゃ詳しい説明はWikipedia:変換(数学)のアフィン変換などの項目をご覧ください。
OBS上のソースを右クリックすると出てくるメニューの「変換」には、様々な項目があります。

ここを見てわかる通り、90度刻みの回転や画面に合わせるサイズ変更などは簡単にできるようになっています。
ここから下のお話は複雑なため、興味のある方向けの内容となります。
上記メニューの変換の編集...(E)をクリックすると、変換を細かく編集できるウィンドウが表示されます。

位置:ソースの位置を細かく座標指定できます。
回転:ソースの回転角度を細かく指定できます。
大きさ:ソースの幅・高さを指定し、引き延ばします。通常はソースをクリックしたときに表示される赤枠をドラッグして変更していることが多いです。
位置揃え:「位置」で指定した座標が対応するソースの頂点を選択します。と、言葉だけではわかりにくいので図を用意しました。
デフォルトの「左上」の場合、ソースの左上の頂点(青丸)が、配信画面の左上からどれくらいの幅・どれくらいの高さにあるか、を「位置」項目で指定することになります。

もし位置揃えが「左下」の場合、「位置」で指定した数値は配信画面の左上からソースの左下頂点(青丸)までの距離になります。

バウンディングボックスの種類:ソース元とは異なる縦横比で変換が指定された場合の挙動を指定します。バウンディングボックスは、境界線の箱というイメージですね。その箱の中にソースをどう格納するか、という設定になります。
バウンディングボックスのサイズ:赤枠のサイズ。
クロップ:上下左右、それぞれを指定したピクセル分切り取ります。カメラの左右が邪魔だな―なんて時に使えます。
ぶっちゃけここまで細かーくこだわって配信している人はそういないでしょう。なぜなら、必要がないからです!あ、言っちゃった!言っちゃった!!
需要があるとすれば、ソースの位置・回転角度・サイズを数値できっちり指定したい律儀なそこのあなたです。どーん!!
- 半透明な背景でチャットを目立たせる
OBS studioの初期画面は真っ黒、またStreamlabsのChatBoxのフォント色は真っ白。そのまんまの状態なら特に問題なくチャットが表示できます。が!
たとえばゲームによっては背景が白っぽいときがあるとせっかくのチャットがとても見づらいものになってしまいます。。。
そういうときって、よく半透明な背景があったりするじゃないですか!そう、アレをOBS studioで実現しちゃうのです。
まずは色ソースの追加。色ソースは決めた範囲を一色で塗りつぶすだけのシンプルなソースですが、こいつがミソなんです。
色ソースのオプションで「色を選択」ボタンを押すと、↓のようなウィンドウが出ます。
ここでRed、Green、Blueはすべて0に、そしてAlpha channelを128などに設定することで半透明な長方形を追加できます!
作成した色ソースの順序をチャットの下にすることで、見えづらいチャットが見えやすくなりました。次は形をぴったりとチャットにフィットさせたいですね! - あるソースを他のソースと同じサイズに変形する
ということで、2番目は先ほど作った色ソースをチャットと同じサイズに変えましょう!
まずは、色ソースを「右クリック>プロパティ」から幅と高さをチャットと同じサイズ指定します(今回は300×800)。
次に、サイズをコピーするソースを「右クリック>変換(T)>変換をコピー」します。
そして、変形したいソースを「右クリック>変換(T)>変換を貼り付け」しましょう。
するとこんな風↓にぴったりサイズになります!
ざっくりと説明すると、1. プロパティのソースサイズを揃えて、2. 変換をコピーペーストでおっけー!
変換:Transformationは、数学やコンピュータサイエンスの界隈では特別な意味を持ちます。
この場合では、ざっくりと言うと「図形の移動・回転・変形」を指します。なお、めちゃくちゃ詳しい説明はWikipedia:変換(数学)のアフィン変換などの項目をご覧ください。
OBS上のソースを右クリックすると出てくるメニューの「変換」には、様々な項目があります。

ここを見てわかる通り、90度刻みの回転や画面に合わせるサイズ変更などは簡単にできるようになっています。
ここから下のお話は複雑なため、興味のある方向けの内容となります。
上記メニューの変換の編集...(E)をクリックすると、変換を細かく編集できるウィンドウが表示されます。

位置:ソースの位置を細かく座標指定できます。
回転:ソースの回転角度を細かく指定できます。
大きさ:ソースの幅・高さを指定し、引き延ばします。通常はソースをクリックしたときに表示される赤枠をドラッグして変更していることが多いです。
位置揃え:「位置」で指定した座標が対応するソースの頂点を選択します。と、言葉だけではわかりにくいので図を用意しました。
デフォルトの「左上」の場合、ソースの左上の頂点(青丸)が、配信画面の左上からどれくらいの幅・どれくらいの高さにあるか、を「位置」項目で指定することになります。

もし位置揃えが「左下」の場合、「位置」で指定した数値は配信画面の左上からソースの左下頂点(青丸)までの距離になります。

バウンディングボックスの種類:ソース元とは異なる縦横比で変換が指定された場合の挙動を指定します。バウンディングボックスは、境界線の箱というイメージですね。その箱の中にソースをどう格納するか、という設定になります。
- 境界なし:縦横比を固定します。基本的にはこれでおっけー。
- 境界まで引き延ばす:縦横比を無視し、指定された幅・高さに変形します。
こんな感じで無理やりソースをへこませることができます。 - 境界の内側に合わせる:縦横比を保ったままで、境界の内側いっぱいまでソースを引き延ばします。
使い方としては、縦横比の異なるゲームを一つのウィンドウキャプチャーで切り替えて表示するとき、などでしょうか。赤枠の外にソースがはみ出ることがないので、他のソースを邪魔しません。とはいえ、そこまでこだわるのであればゲームごとにシーンを作ったほうがいいでしょう。 - 境界の外側に合わせる:縦横比を保ったままでの変形。言葉では説明しにくいので、画像でなんとなく察してください。
使い方はよくわかりません。 - 境界の幅/高さに合わせる:ここまでくれば大体わかると思います。そうです、バウンディングボックスの幅や高さに合うようにソースを引き延ばします。縦横比固定。
- 最大サイズのみ:え、これ「境界の内側に合わせる」と何が違うの・・・?
バウンディングボックスのサイズ:赤枠のサイズ。
クロップ:上下左右、それぞれを指定したピクセル分切り取ります。カメラの左右が邪魔だな―なんて時に使えます。
ぶっちゃけここまで細かーくこだわって配信している人はそういないでしょう。なぜなら、必要がないからです!あ、言っちゃった!言っちゃった!!
需要があるとすれば、ソースの位置・回転角度・サイズを数値できっちり指定したい律儀なそこのあなたです。どーん!!
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